女性で保険の営業をしていて辞めたいと思っている人へ!!
結論から言うと、私は新卒で受かった保険の営業を1年で辞めました。
「もっと頑張れるのでは?」「1年で辞めるなんて、根性がない?」と悩んでいたときもありましたが、保険の営業を辞めてからでもその後なんとかなっています。
もし思いつめている人がいたら、この言葉を言いたい。
「辞めても死ぬわけじゃない」
当たり前だけど、当時はそれがわかってなかったんですよね。思考が止まるというか。
だからもし今保険の営業をしているけど「辛い」と感じている人へ、少しでも経験談が役に立てばと思い、記事を書いていきます。
保険営業で辛かったことベスト3
新卒で保険の営業を辞めるにあたって、いくつかの要因が重なりました。
その中でも、特に辛かったことを3つ紹介します。
- ノルマ未達成時の給料の低さ
- 営業費用が自腹
- プレッシャーに耐えられなかった
それぞれ、解説します。
【1位】ノルマ未達成時の給料の低さ
社会人だし営業だし、ノルマがあって当たり前です。取れなければ次改善して取れればいい。
だけど、個人の保険営業って、給与に直結するんですよね。
ノルマが取れず成績が悪くて、入社前に聞いてた給与と違う手取り。生活できないくらい、バイトでもした方が稼げるくらいの月も一回だけありました。
しかもノルマ達成しても、マージンは数千円とか。これは私が新人だったからですが。。
ノルマ達成できなかったペナルティは多いのに、達成した時の喜びが少ないのがモチベーションの維持に繋がりませんでした。
【2位】営業費用が自腹
私が入社当時は、営業の費用に関わるものが全て自腹でした。
これは雇用形態が、「個人事業主」だったからというのもあります。
以下のもの全部自腹でした。
- お客様のところへ行く交通費(遠方だろうがどこでも)
- 粗品やキャンペーンのプレゼント
- 営業時に渡すお知らせの用紙代
- 会社で支給されるパソコン貸与代(ここが一番納得できなかったなー!笑)
どれも営業に絶対必要なのに、毎月給与から払う絶望感。PCなんてスペックも低いから動きも遅いし上に、専用のものだから、他には使えないし。
こんな感じで、費用は全部自腹でした。代わりに、確定申告できるから、税金がいくらか返ってくるといえ数万。かかった費用の足元にも及ばないです。
手取り引く給与したら、実質手取り、10万以下の時もあったんじゃないかな。
個人事業主の仕組みを当時全然わかっていなかったので、無知な自分が悪かったなと思います。
【3位】プレッシャーに耐えられなかった
保険ってお客様の未来のためにありますよね。
家族が亡くなった時、自分が提案した保険が家族の人生を変えていくって考えた時、怖くなったのです。
自分が提案した保険や、成績のために変更を進めた保険で、その家族が路頭に迷ったらどうしよう、内容変更によって、保険が適用されなかったらどうしよう。。と考え込むようになりました。
そういった、人の人生を背負う感覚が辛くなって、だんだんとプレッシャーに感じるように。
こんなこと考えずに「営業取れたらOK」と思っておけばもう少し続けられたかもです。
ヒールが折れたと同時に心も折れた
だから、早々に辞めたいと思いつつ、当時「新卒で務めた会社は3年は頑張れ」という意見も多かったので、ヒーヒー言いながら続けていました。
ペタンコはダメって上司に言われてたから、慣れないヒールでたくさん歩く。すり減るかかと。何個靴を変えたかわからない。
それまではヒールがすり減る程度だったのですが、だけどある日、かかとのヒールが根元ごとボッキリいったのです。
当然こけたし膝も痛くて、いい歳して泣きました。
それと同時に私の心も折れたのでした。
「もう辞めよう。。」と…。
メンタルも体調も壊し退職したけど、その後無事です
結局その後、体調とメンタルを崩し、病院にかかって診断書も出されたので会社を休職して、その後辞めることとなりました。
体調が回復した後に、転職活動をして、未経験歓迎の派遣から一般事務職につきました。
その後正社員で別の会社へ一般事務職へ無事就職できることもできています。
辞める前に「辞めグセがつく」「1年で辞めた人なんて誰も雇ってくれない」と言われましたが、なんとか生きていけているのです。
体調を崩す前に辞めよう
保険の営業をしている人で、「辞めようか、でも…」と悩んでいる人は、体調を崩す前に辞めてください。
体調崩してからだと、体調が回復するまでの時間もかかるし、下手したら回復できないかもしれません。
私の同期は、30名ほどいましたが1年で一桁まで減りました。
でも全員無事に次の仕事をみつけています。
体調を第一に考えて、続けるか、辞めるか判断してくださいね!
【補足】保険営業に向いているなと思った人
私は残念ながら、保険の営業職は向いてない方でした。
でも、仕事自体は良い仕事だと思うのです。そこで、個人的に保険営業はどんな人に向いているか考えてみました。
お金が好きな人
保険の営業は夢のある仕事でもあります。中には1000万以上の年収をもらっている上司もいました。
契約をとって、それが継続され顧客が増えれば、マージンが積み重なっていくのです。
お金が好きな人は、それをモチベーションに頑張れるので向いている人でしょう。
切り替え上手な人
保険の営業は、断られることの方が多いです。いちいち断られたことを気にしていてはキリがありません。
断られても「よし次」といける人は向いています。
ある意味大雑把な人
営業をかけられるお客様は、「営業される」と身構えています。
こちらが必死だと、相手は引いてしまっていくのです。
「まぁ入っても入らなくても、お客様次第ですね〜」くらいの気持ちでいられる、ある意味で大雑把な人の方が相手も気楽に話せるのだろうと思います。
まとめ
保険の営業を辞めたお話でした。
「辛くて辛くて仕方がない」という人はいっそ辞めることも検討してください。
辞めてもなんとか私も生きているし、前向きに転職も考えていきましょう!